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(・-・*)「ダメ。マジで腕折れそう! この真ん中の上がんない! 無理!」 若い教習生さんが、指導員さんに渾身のSOSを送る。 しかし、指導員さんは厳しく突き放すように、 それでいて、どこか暖かい励ましの言葉を返すのである。 (^ー^)「センタースタンド掛けができないと、教習を受けることは出来ませんよ。頑張って。」 教習所にありふれた光景。 恐らく多くのライダーにとって、はじめの一歩を思い出す懐かしい光景だろう。 今日は、そんな青春の香りが溢れる自動車学校に来ていた。 一本橋を中心としたコソ練の為である。 一本橋の向こう側で、友人が手を振るのが見えた。 ストップウォッチを構えて、手を振り返す。 ガタンと音を立てて一本橋を走る姿を眺めながら、 ストップウォッチで計測する。 私も、交代して一本橋に乗りながら、 白バイの特練隊の方が仰った言葉を思い出した。 (・ー・)「どれくらい手を抜いたら、どれくらいタイムが変わるのかを理解しましょう。」 自分のベストの走りを追求する事はもちろん大切なのだけれど、 初めて乗る車両、緊張した大会の精神状態で、100%の走りを目指すことは難しい。 かといって、50%の走りでは結果を残すことは出来ない。 だから、どれくらい手を抜いて・・・・つまり、安全マージンをとって走れば、 どれくらいタイムが変わってくるのかを、事前に理解しなさいとのお言葉だった。 これは、スラロームなどのスピード系に向けてお話になられたことだけれど、 一本橋についても、同様のことが言えるのではないだろうかと思う。 一本橋における安全マージンと言うのは、大きく上げて二つあると思う。 (1)一本橋の両端の安全マージン 一本橋の両端をどれくらい残して蛇行するか。 HMSが誇る某常勝インストラクターさんは、幅30cmの一本橋において、 競技では内側の20cmしか使わないとおっしゃった。 一本橋の端をどこまで使うかは、明らかにタイムに影響するポイントだ。 端まで使えば使うほどタイムは伸びるが、危険度が高まる。 (2)バランスの回復行動を取る安全マージン ハンドルでバランスを補正する。 ダメなら、身体の荷重移動でバランスを補正する。 それでもダメなら、駆動力でバランスを補正する。 どの時点で諦め、次の回復行動に移るかは、 明らかにタイムに影響するポイントだ。 我慢すればするほどタイムは伸びるが、危険度が高まる。 現時点の技量として、安全マージンをギリギリまで削れば40秒を超えるのだが、 では、30秒を狙う時にどの程度まで安全マージンを残せるのかは中々難しい。 この安全度を調整しながら、タイムとして導き出される結果と向き合った。 ストイックな、それでいて時間を忘れる楽しい練習だった。 (^ー^)「この間、二俣川で君達が走っている姿見たよ。頑張ってね。」 指導員さん達の励ましの言葉に見送られ、教習所を後にした頃には、 辺りはすっかり夜の帳がおりていた。 時間を求めると、安全ではなくなる。 一本橋でも、スラロームでも、そして、公道の運転でも。 今日も、とびっきりの安全マージンを確保して、のんびりと家路についた。 |
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